インタビュー　看護師長　樋口純子さん｜施設紹介

アイムス赤羽の看護の特徴や強みなどございますか？

アイムス赤羽は6名の常勤と3名パートで24時間体制を担っております。
年齢は30代後半50代後半で、さまざまな経験を積んでおり引き出しの多さが何よりも強みだと思います。常勤医師が居ないため、看護師が受診などの判断をする事があります。それぞれの看護師が持っている知識を出し合い入居者様にとって一番良い方法を見つけ出します。看護師の離職率が低いため、末長く入居者様を看る事が出来ます。
医療だけではなく、より良い生活を送れる様に介護職員や他職種と連携しミーティングを多く開催しております。（固定チームナーシングを導入しています。）

これまで働いた中で何か印象的なエピソードはございますか？

入居者様の中には口より食事が取れず直接お腹に管をつなぎ栄養をとっている方がいます。病院から、飲み込む力が落ちているなどの理由により「もう口から食事をすることが出来ない」と言われている方がほとんどです。しかしご家族様より「出来れば口から食べさせたい」御本人様より「食べたい！」と希望されることが多くあります。
当施設では御本人様やご家族様の意思を尊重し、リスクを十分に説明してから口からの摂取を検討します。その内のおひとりでは、心臓に持病がありお看取り（一年持たないと説明あり）とされていた女性が「あたしビールが好きなの」の一言で口からの摂取を検討し開始することにしました。ビールが大変お好きと言うことで寝る前に小缶（125ml）1本を飲んで頂き、時々おやつも開始しました。そして3年目を迎える今日、朝・昼は自力にて食事をされ、水分量が不足しているために夕のみ経管栄養をしている状態です。もちろん寝る前にはビールを2本飲まれています。時々外出にて中とろとジョッキ杯を楽しんでいます。
私は元々急性期に勤めていたこともあり、長いスパンで患者さんと関わることがほとんどありませんでした。そのため、このように長く関わり、回復できていく姿を見ることができるのは、とても感動的です。家族の方も大変喜んでくださり、とても嬉しい出来事でした。また、現在病気に関わるだけではなく、外食やお墓参り・カラオケ等に一緒に出かけ、日々の状態を知ることが出来とても嬉しく思っています。また楽しんで頂く事で病気の進行も遅らせることができるのではと思っています。どうしたら楽しく過ごしていただけるかを職員で考えて実行し、入居者様の笑顔を見られる事がいまは一番嬉しいです。

最後に入居を検討されている方へメッセージをお願いします。

私たちの施設は全職員でチームを作り、「入居者様一人ひとりが最後までその人らしく過ごせる様に支援する。」を目標に頑張っています。医療度が高い方でも、施設で行える最善策を検討し力尽くしてまいります。看護師は離職率が低く長く入居者様を看ています。また全職員がやさしく「仕事だから・・・」と言う気持ちではなく、本当にこの仕事が好きで続けている職員であることが大きな魅力だと思います。

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