東京都板橋区の介護付有料老人ホーム『アイムス赤羽』
私たちの施設では「固定チームナーシング」という方法を取り入れています。
お一人お一人に担当者が配属され、入居者様のニーズに合ったケアの提供を目指しています。その方により環境や状態、ニーズが異なり一辺倒なケアはできません。その方に合ったことを「探る」ところから始まります。適切なケアの提供ができ喜んでいただけた時はとても嬉しく「頑張れる!」と次に繋げることが出来ます。日常のコミュニケーションは重要で、その方に沿った内容や言葉で触れ合いを続けています。他部署との連携により、チームケアで安心安全な日々を過ごしていただける様に勤めています。
私たちは「その人らしく、最後まで生きていただきたい」という考えのもと、「看取り介護」を行っています。数年前のこと、80代の男性が徐々にADLの低下によりご自身で食事が摂れない状態になりました。速やかに食事の介助に入りますが「いらない」と拒まれることが続いたのです。ある時、少しでも食べていただきたいとお伝えしますと「いらない。もう死ぬ覚悟を決めた。これ以上は邪魔をしないでくれ」と仰せられ愕然としました。それからは何度もカンファレンスを聞き協議を重ねた結果、ご本人のご希望に沿うこと、ご家族からは本人の望み通りにして欲しい、痛みなく穏やかに過ごしてほしい、というお気持ちを踏まえ最期の支援をさせていただきました。
亡くなられた後、お奥様から「あの人らしい最期で良かった。私の時もお願いしますね」とお言葉をいただけました。その奥様は現在、アイムス赤羽に入居されお元気で過ごされています。その方に沿った、その方らしい毎日を過ごしていただける様、これからも全力で支援させていただきたいと思った体験でした。
アイムス赤羽には数多くのレクリエーションや四季折々の行事があります。スタッフが一丸となって計画に取り組み、入居者様に楽しんでいただいています。
身近で支援させていただくケアスタッフの育成は、個々のスキルアップを目標に内外の研修や勉強会に参加し意識改革を図っています。入居者に安心安全な生活をお過ごしいただける様、日々精進してまいります。