埼玉セントラル病院_リハビリ科パンフレット_2020
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患者様が退院をすれば、生活の範囲は自宅の中だけではなく、外出のためにバスや電車を使用する可能性があります。退院支援の一環として、必要な公共交通機関の練習のためにリハビリの時間で評価をすることもあります。院内の中だけでは見られない新しい一面の発見にもつながることもあります。近隣施設の協力も得ながら「必要な支援とは何か」を一緒に考えられるような職場を目指しています。装具の作成は担当者だけの仕事ではありません。医師や業者の方、クライエントとの相談を経て完成させます。しかし、頻繁に作成するものではないため、業務手順に不安を覚える人もいるかもしれません。当院は、PTの中で装具作成について相談しやすくなるように係を決めています。また、患者様に合う装具を考えるためPTスタッフを集めて「検討会」という相談の場を設けることもあります。多数の装具サンプルから治療効果のあるものを一緒に検討していけます。患者様の笑顔がみられたときや感謝の言葉をかけて頂いた時です。入院当初はお怪我やご病気で絶望感や不安を抱いている方も少なくありません。寄り添いながら一緒に目標に向かってリハビリを行っていくなかで、患者様の笑顔が出てくる様子や、どんなに小さな回復も一緒に発見出来れば自分のことのように嬉しく思います。これまでにありがとうと涙を流されながら退院された方もいらっしゃいました。大変だった時期をともに過ごしたからこそ、その瞬間に凄くやりがいを感じます。それぞれの生き方や、考え方がある中で患者様が患者様らしく、今後よりよい生活を送るために何が必要であり、自分には何ができるかを常に考えています。患者様のその後の人生にかかわる大事な時期に携わらせてもらっている以上、自分自身のスキルアップの必要を強く感じています。まずは評価・治療・考察の引き出しを増やすことが今の目標です。当院は、頼もしい先輩、愉快な同期、かわいい後輩に恵まれたとてもいい職場です。あなたの入職を待っています|PT/小田有希子|職場でやりがいを感じたことは?これからの課題に感じたことは?|身障部門|回復期/維持期担当|先輩理学療法士に“Interview”ODAYUKIKO宮崎リハビリテーション学院「クライエントに必要な支援を提供する」「今後の生活を見据えた装具」

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