【2019】新松戸中央総合病院_2
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経尿道的尿管ステント留置術 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 経尿道的尿管ステント抜去術 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 前立腺肥大症等 前立腺の悪性腫瘍 膀胱腫瘍 上部尿路疾患 腎盂・尿管の悪性腫瘍 水腎症等 当院は平成24年度の新棟竣工から、7年を迎えました。病院機能評価も受審し、無事認定通知が届きました。より一層の研鑽を重ね良質な医療の提供に努めてまいります。その一環として平成27年2月1日より消化器病センターを開設いたしました。当センターでは消化器病専門医、肝臓専門医、内視鏡専門医、がん薬物療法専門医、消化器外科専門医、内視鏡外科学会技術認定医を取りそろえ、エキスパート集団による内科・外科の枠組みを取り払った質の高い医療を提供いたします。これまでは医療界の構造的な問題で、患者さんが、何科にかかればよいかわかりにくいことがあったり、診療科間の垣根により治療法選択の自由度が妨げられていた経緯がありました。消化器や肝臓の病気であれば、もっと平たく表現するとおなかの具合が悪ければ消化器病センターにかかっていただければ自動的にベストな選択で診断・治療が進んでいきます。さらにセンター化のもう一つの目的としてスタッフ教育の密度を高め、より専門性を追求しすべてのスタッフが専門集団になることを掲げております。新松戸中央総合病院では、すべての職種が対等な関係でそれぞれのプロ意識をいかんなく発揮できるような病院でありたいと考えております。すべてのスタッフが専門的で高度な医療を提供できるよう一致団結して参ります。 消化器病センターをよろしくお願い申し上げます。 肝炎・肝硬変、肝癌などの肝臓疾患に対する治療をおこなっています。肝炎ウィルスに対しては肝炎診療ガイド ラインに基づいた抗ウィルス剤治療をおこなっています。また劇症肝炎に対する血漿交換や血液濾過透析の集学的 治療にも対応可能です。肝臓癌が発生した場合には動脈塞栓術やラジオ波凝固術(RFA)なども多数行っております。 もちろん手術適応があれば積極的に肝切除術も行っています。日本肝臓学会による肝癌治療ガイドラインを標準と して患者さんの希望に応じた治療を提供します。また、胆嚢結石や胆管結石に対する内視鏡治療(EST,ERBD,ERGBD) や胆管悪性腫瘍に対してのステント術なども多数手掛けております。膵疾患に関してはERCPなどの造影検査や細胞 診はもちろんですが、膵嚢胞に対する経胃的ドレナージや膵腫瘍に対する生検など超音波内視鏡検査(EUS,EUS-FNA, interventional EUS)も積極的に行っております。また膵炎に対しての動注カテーテルを用いた治療も行っております。 消化器外科専門医を中心に、手術件数も年間650件以上にまで急速に増加して参りました。 消化器外科領域では胃癌・大腸癌などから肝胆膵領域の悪性疾患、胆石、胆嚢炎・鼠径ヘルニアや虫垂炎といった良性疾患までを広くカバーしております。また胃癌・大腸癌・鼠径ヘルニア・腹壁ヘルニア・脾腫瘍といった定時手術や急性虫垂炎・急性胆嚢炎・急性腹症などの緊急手術においても腹腔鏡手術を積極的に導入しているのも特徴です。特に胆石では単孔式手術といって、へその中の1つだけの創での手術も可能です。 また近年、胃カメラなどによる内視鏡治療も盛んに行われており当院でも消化器・肝臓内科と協力し、内視鏡治療と手術(開腹・腹腔鏡)を組み合わせた治療も行っています。日本内視鏡外科学会技術認定医を含め、内視鏡外科に熟達した外科医をそろえ患者さんにとって負担の少ない外科治療を行っています。 63件 腎(尿管)悪性腫瘍手術 55件 尿道狭窄内視鏡手術 44件 前立腺悪性腫瘍手術 29件 尿道狭窄拡張術(尿道バルーンカテーテル) 18件 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 109件 男性生殖器疾患 76件 腎臓または尿路の感染症 68件 腎腫瘍 65件 下部尿路疾患 42件 腎、泌尿器の疾患(その他) 22件 精巣腫瘍 19件 9件 8件 7件 5件 5件 8件 8件 7件 5件 4件 主な手術 主な入院症例 肝胆膵部門 外科部門 15 SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2019 消化器病センター

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