新松戸年報2020
16/52

呼吸器外科部長 卒 業 校 専 門 分 野 資格・所属 副院長/外科統括部長 卒 業 校 専 門 分 野 資格・所属 医学博士 胸腔鏡を導入し、万全な体制で手術を行える環境を整えています。当科では経験豊富な呼吸器外科専門医2名によって安全・確実な胸腔鏡手術を実践しています。創が小さい完全胸腔鏡下手術、胸腔鏡補助下の小開胸手術、 開胸手術とあらゆる手術術式の実践が可能です。肺癌根治のための手術には胸腔内の繊細な操作が重要であり、癌の完全切除と手術の安全性(短い手術時間、少ない出血量)を最優先とすることを腫瘍外科学の理念としておりますので、癌の進行の具合と患者さんの体力に応じて最適な手術術式を選択致します。早期の肺癌に対しては 完全胸腔鏡下手術(創3㎝程度)、リンパ節郭清を必要とする肺癌に対しては胸腔鏡補助下手術(創7㎝程度)、 気管支形成術や肺動脈形成術を必要とする拡大手術の場合には開胸手術、と多種多様な手術術式の実施が可能 であり、個々の患者さんにとって最適な手術術式を患者さんと御家族と一緒に決定致します。当院で肺癌に 対して一番多く選択されている胸腔鏡補助下の小開胸併用手術における術後の入院日数の最頻値は4日間で あり、退院直後から社会復帰が可能なため、当院の呼吸器外科手術は十分に安全で確実な低侵襲手術であると考えています。本年6月には当院にもda Vinci Xiサージカルシステムが導入されるため、今後は呼吸器外科領域のロボット手術の開始も予定しています。 昨年からは気道ステント挿入術も開始しており、適応がある患者さんに対しては積極的に気管・気管支ステント挿入術も実施致しております。 手術後の患者さんが早期に社会復帰できるように、周術期リハビリテーションに対しても積極的に取り組んでいます。薬物療法の併用が必要な患者さんに対しては、腫瘍内科医・病理専門医と密接な連携をして集学的治療も実施しています。当院で呼吸器外科手術受けられた患者さんは私達が責任を持ってフォロー致します。 都島 由紀雄 伊藤 祥隆 役 職 名古屋市立大学 呼吸器外科全般、腫瘍外科学、呼吸器細胞診、気管支鏡 日本外科学会外科認定医/外科専門医/指導医 日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医/評議員日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医/気管支鏡指導医/評議員 日本臨床細胞学会細胞診専門医/評議員 日本移植学会移植認定医 日本臨床外科学会評議員 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師 日本胸部外科学会正会員 欧州胸部外科学会正会員 国際肺癌学会正会員 臨床研修指導医 緩和ケア研修会修了 国立がんセンター 呼吸器外科 がん専門専攻課程修了 役 職 金沢大学 呼吸器外科全般、胸腔鏡下手術 医学博士 日本外科学会外科認定医/外科専門医/指導医 呼吸器外科専門医合同委員会 呼吸器外科専門医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医/気管支鏡指導医 肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 ICD制度協議会ICD(インフェクションコントロールドクター) 緩和ケア研修会修了 日本呼吸器外科学会評議員 日本臨床外科学会評議員 日本気胸・嚢胞性肺疾患学会評議員 日本胸部外科学会正会員 臨床研修指導医 日本呼吸器内視鏡学会呼吸インターベンションセミナー受講 日本感染症学会院内感染対策講習会 臨床研修の基礎知識講座(旧 臨床研修入門初級編) 14 SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2020

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る