annual_2025

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原発性肺がん 気胸 肺良性腫瘍 縦隔腫瘍 転移性肺腫瘍 膿胸/肺化膿症 胸膜/胸壁腫瘍 その他 合計 当科では、肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、胸膜疾患、気胸、膿胸、胸部外傷に加え、呼吸器細胞診や胸部画像診断を含む胸部疾患全般に対して、専門的かつ総合的な診療を行っております。 手術に際しては、根治性を追求しながらも身体への負担を最小限に抑えることを重視し、原則として胸腔鏡を併用した低侵襲手術を選択しています。一人ひとりの病状や体力に応じて、身体に優しく、安全かつ確実な外科治療を提供できるよう努めています。 2020年からは、肺癌および縦隔腫瘍に対するロボット支援手術（da Vinci手術）を本格導入し、より繊細で精緻な手術が可能な体制を整えてまいりました。 また、肺気腫や肺線維症などのびまん性呼吸器疾患に対する治療にも精通しており、特に治療が困難とされる間質性肺炎／肺気腫合併肺癌に関しては、呼吸器内科医・呼吸器病理医・腫瘍内科医・放射線治療医などの各専門医と密に連携しながら、正確な診断と最適な治療法をご提案しています。必要に応じて、手術以外の治療の選択肢についても丁寧にご説明しております。 当科では、胸部画像診断も重要な専門分野として位置づけており、胸部CT・MRI・PET-CTなどの画像情報を統合的に解析する高度な読影力を備えております。わずかな陰影や微細な変化も見逃さず、疾患の早期発見や的確な鑑別診断につなげ、迅速かつ最適な治療方針の立案を可能としています。 肺癌をはじめ、間質性肺疾患、胸膜病変、縦隔腫瘍など、画像診断が治療選択の分岐点となる症例において、当科の専門性が最大限に発揮されています。 113 116 91 93 9 26 14 18 12 7 14 17 4 4 16 23 279 297 110 127 80 69 13 13 11 14 8 7 24 13 6 3 32 29 284 275 肺の悪性腫瘍 108 気胸 63 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 16 呼吸器系の良性腫瘍 15 7 15 5 27 256 交通事故や転倒・転落などによる胸部外傷に対しても、緊急手術を含め、迅速かつ的確に対応できる体制を整えております。 さらに、術後の早期回復と社会復帰を見据え、リハビリテーションチームと密に連携し、周術期のリハビリテーションにも積極的に取り組んでおります。手術後の生活を見据えた包括的な診療体制のもと、安心して治療に臨んでいただける環境づくりを大切にしています。 都島 由紀雄（主任外科部長/呼吸器外科部長） 伊藤 祥隆（呼吸器病センター長/呼吸器外科部長） 134 77 20 14 診療内容 診療実績 手術件数 呼吸器病センター 呼吸器外科 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度 2024 年度 20 医師 主な入院症例（2024年度）※診断群分類6桁 10症例以上を記載 症例名 件数 SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2025