annual_2025
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心臓カテーテル検査 カテーテル手術 カテーテル件数 心不全 狭心症、慢性虚血性心疾患 睡眠時無呼吸 徐脈性不整脈 頻脈性不整脈 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 閉塞性動脈疾患 当科は地域の中核病院における循環器内科として、その急性期治療の一翼を担っています。近年においては治療適応の高齢化や若年化を認め、更には当院他科の充実した診療体制、および好アクセスの立地という条件から、患者数は漸増しています。 現在当科で施行している治療的手技としては、ます急性冠症候群、および心原性ショックを伴う急性心不全に対する冠動脈カテーテルインターベンション(PCI)があります。こちらに関しては、この分野で相当の診療経験を積んだ医師が担当しており、安定したアウトカムを提供しているといえます。不安定狭心症に対しても可及的早期にPCIを施行しており、PCI全体に占める緊急・準緊急の症例は半数を超えるようになっています。安定狭心症に対するPCIも、その適応が見直されつつありますが、主に他科や他院からの紹介のある場合に施行しており、慢性完全閉塞(CTO)や高度石灰化にてロータブレーターを要する症例もコンスタントに施行しています。症候性の徐脈性不整脈に対するペースメーカー植込み術も担当しており、心室リードを心尖部以外(流出路中隔など)に留置する生理的ペーシングを主に施行しています。また重症虚血肢に対する下肢血管内治療(下肢EVT)も、皮膚科や形成外科、および他院からの紹介にて施行しています。症状が間欠性跛行である場合には薬物療法を先行した後、必要に応じて下肢EVTを行っています。このほかDVTに対するIVCフィルターについては、ガイドライン的にその適応度が低下していることを反映し、施行件数は減少傾向です。また頻脈性不整脈 126 経皮的冠動脈形成術 178 カテーテルアブレーション 304 ペースメーカー手術 ペースメーカーチェック(入院) ペースメーカーチェック(外来) IVCフィルター留置 IVCフィルター回収 冠動脈CT 108 119 心臓エコー 下肢血管エコー 61 ホルター心電図 37 35 長時間心電図 25 22 に対するアブレーション治療については、非常勤医により毎月一定数の症例を施行しています。入院症例については、心不全にて救急外来を受診する症例の増加に伴い、心不全症例の割合が高くなっています。高齢化を反映して併存疾患が多く、入院が長期化するケースも散見されますが、リハビリテーション・ソーシャルワーカーなど各方面と協力し、スムーズな退院を目指すように調整しています。 佐藤 倫彦(循環器内科医長) 文 在峰 件数 件数 6101 1416 87 28 35 101 401 6 1 298 500 11 心臓血管センター 循環器内科 診療内容 診療実績 カテーテル件数(2024年度) 主な入院症例(2024年度)※診断群分類6桁 10症例以上を記載 症例名 22 医師 主な手術・検査症例(2024年度) 手術・検査 件数 SHINMATSUDO CHUO GENERAL HOSPITAL ANNUAL REPORT 2025

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