当院はがんセンターなどのがん診療連携拠点病院に準ずる診療機能を持つ病院として、千葉県がん診療連携協力病院（胃がん・大腸がん・肝臓がん）に登録されています。 患者さんへの体の負担が少ない「低侵襲治療」を基本とし、従来の胸腔鏡・腹腔鏡による内視鏡手術に加え、2020年6月よりロボット支援手術を導入しました。ロボット手術は、３Dモニターで10倍に拡大された術野、手先の震えが伝わらない手ぶれ補正機能や、体腔内で複雑に可動域を持ったアームによって従来の内視鏡手術よりもさらに精緻な動きが可能です。 従来の手術では、徹底的に根治性を追求するために、術後の身体機能を維持するために必要な神経そのほかの組織まで切除しなくてはいけませんでした。しかし、ロボット手術はこれまでの鏡視下手術に比べ、傷口が小さい、出血が少ない、痛みが少ないといったメリットだけでなく、微細な構造を立体観察でき、人間の能力を超えた精緻な動きができることで、がんの取り残しをなくしたうえで術後の機能温存を維持するという相反する目的を高度に両立できるようになりました。 現在、当院では各診療科で、ロボット手術を安全に実施するため、精鋭メンバーで構成されたロボット手術チームを立ち上げています。ロボット手術資格を有する医師は8名在籍しており、ロボット手術に携わるコメディカルの教育にも力を入れています。 地域の皆さまに安心して治療を受けていただけるよう、万全の体制で臨んでおります。 ※鼠径ヘルニアは自費診療（保険適用外）です。 5 肺がん・縦隔腫瘍・直腸がん・ 前立腺がん・腎（細胞）がん・ 鼠径ヘルニア 対象疾患 特集 ロボット支援下手術（「ダビンチ」手術）の導入
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