イムス札幌消化器中央総合病院はIMS(イムス)グループの病院です。

IMS(イムス)グループ医療法人社団 明生会 イムス札幌消化器中央総合病院(旧称:琴似ロイヤル病院)

臨床研究

膵嚢胞(すいのうほう)とは?膵臓がんとの関係

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)と呼ばれる、膵臓にできる嚢胞(のうほう)の形をした病気があります。最近になってこの膵嚢胞をもつ患者さんには膵臓癌ができやすいことがわかってきました。具体的には5〜10%、一般人口の15〜20倍という高い頻度で膵臓癌を発症することが明らかになってきたのです(Tanno S: Gut 2008, Tanno S: Pancreas 2010, Tanno S: Pancreatology 2010)。

膵嚢胞(IPMN)をもつ患者さんに膵臓癌ができやすい理由はまだ明らかになっていませんが、当院ではこの膵嚢胞をもつ患者さんを対象に定期的に精密検査することによって、膵臓癌を早期に発見するという多施設共同臨床研究を2012年4月より開始しています。

イムス札幌消化器中央総合病院では最新の治療を患者さんに提供するために、病気の特性を研究し、診断法、治療法の改善に努めています。このような診断や治療の改善の試みを一般に「臨床研究」と言います。その一つとして、上述した膵管内乳頭粘液性腫瘍の癌化率および他臓器癌の合併頻度などを調査したり、この疾患に対する新しい診断法や治療法を開発したりするための「臨床研究」を行っています。

詳細をお知りになりたい方は、受診していただいた上で担当医が説明します。

(文責:消化器病センター長 丹野誠志