イムス札幌消化器中央総合病院はIMS(イムス)グループの病院です。

IMS(イムス)グループ医療法人社団 明生会 イムス札幌消化器中央総合病院(旧称:琴似ロイヤル病院)

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リンパ浮腫の治療

はじめに

リンパ浮腫は進行性の病気であり、一生付き合っていかなければならない病気と認識されています。代表的な症状として、乳がん、子宮がん、前立腺がん、ひざの人工関節などの治療を行ってから(うまれつきや原因不明のものもあります)、腕や脚がむくんでいる、腫れぼったい感じがする、押すと痕が残る、だるい、重い感じがする、痛い、そのせいか長時間歩けない、服や靴がきつくなったなどがあります。
色々な症状のために、日常生活の意欲が低下し、QOLに大きな影響を及ぼすと言われています。今現在、様々な治療機器や手術手技の向上により、リンパ浮腫も様々な治療が可能となってきています。

診断および治療について

当科では、種々の検査にてリンパ浮腫の診断、程度の把握をいたします。
検査結果に基づき治療方針をご提案いたします。

治療について

当科では主に、以下二つの外科的治療を行っています。

リンパ管吻合術(LVA)

リンパ管と静脈を吻合することによって、うっ滞したリンパ液を静脈にバイパスし、症状改善を図る治療法です。手術時間は1~3時間です。通常、外来手術(日帰り手術)が可能ですが、状況により入院をおすすめする場合もあります。

リンパ管と静脈の分離

リンパ管と皮静脈を丁寧に周囲組織から分離します。
脈管の壁が薄いため注意が必要です。
青:皮静脈 緑:リンパ管

リンパ管静脈吻合

とても細い糸を使ってリンパ管と静脈をつないでいます。
青:皮静脈  エメラルドグリーン:リンパ管

リンパ節移植

リンパ浮腫の原因となっていない別の部位からリンパ節に血管をつけて、罹患部位に移植し血管と、場合によってはリンパ節リンパ管と罹患部のリンパ管を吻合します。リンパ節には、周囲リンパ液を直接回収したり、リンパ節から静脈へのバイパスが無数にあり、リンパ管の再構築を促し、感染抵抗性を向上させると言われています。手術時間は約4時間、入院期間は4泊5日から5泊6日程度です。

実績

平成29年1月~平成29年11月

リンパ管吻合術(LVA) 18件
遊離血管柄付きリンパ節移植 2例

医療関係者のみなさまへ

リンパ浮腫を疑われる患者様がいらっしゃいましたら、ご紹介頂く前に、可能な範囲で下記の検査を行って頂き、検査で異常があった場合は事前に内科や血管外科などのご受診を勧めて頂けますと、患者様が当院を受診されたあとの診療がスムーズになります。

検査一覧

1.採血:血算、アルブミン、肝機能、腎機能、甲状腺機能、脂質、グルコース
2.胸部レントゲン
3.心電図
4.下肢静脈エコー検査
5.ABI

受診される患者様へ

当日はゆったりした服装でご来院ください。弾圧ストッキングを着用されている患者様は、着用したままご来院をお願いします。緊急手術等で診療を行っていないことがあります。お問い合わせフォームより予約いただき来院ください。

治療費について

当院のリンパ浮腫の治療は外科治療がメインとなっており、保険適応となっています。
治療の概算については、治療法により異なります。来院された時に概算をお伝えします。

診療予約のご案内

下肢リンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合術の外来診療は予約制となっております。上記電話番号もしくはお問い合わせフォームよりご予約ください。

外来担当医表