理学療法部門の紹介

脳血管疾患・運動器疾患リハビリテーション

当院では脳血管疾患や運動器疾患でリハビリテーションが必要な方への外来リハビリテーションを行っています。ご自宅に退院した後も、「階段や坂道を安全に歩くことがむずかしく、近くの駅を使えない」や「小走りができないため、横断歩道を渡り切れない」など移動に関する細かい問題点が出てくることがあります。そういった社会へ戻った後に出てくる問題点に対して外来リハビリテーションで手助けをさせていただいております。

心臓リハビリテーション

当院の特色の一つとして、心臓リハビリテーション(心リハ)を行っています。回復期リハビリテーション病院で、心疾患のリハビリテーションを適切に行える施設は少なく、心リハ指導士を有している医師・看護師・理学療法士が中心となり、集中的かつ専門性の高い心リハを実践しています。
心肺運動負荷試験(CPX)や心電図監視下システムによる自転車エルゴメーター、屋外での有酸素運動など、安全面に最大限の配慮を行いながら最大の効果が得られる方法でアプローチしています。また、再発予防のための自己管理の一貫として作業療法士・看護師・管理栄養士で連携し、患者さまに合った生活習慣の改善に取り組むなど、回復期リハ病院のメリットを活かしています。
心臓の調子を整える作用以外にも、体力、脂質異常症、糖尿病などの改善がありますので、心疾患のある患者さまは心リハを継続し元気に長生きへつなげましょう。

装具のアフターフォロー

装具療法は脳卒中や脊髄損傷によって麻痺を呈した患者さまにとってとても重要な治療方法です。動きにくくなった手足の固定や補助をすることで歩く能力を上げることができます。当院では様々な機能を有した装具を使用し歩行練習を行い、回復を促進します。重度の麻痺がある方でも長下肢装具や技術を駆使し、積極的に歩行練習を実施します。実用的な歩行が可能となった際には、患者さまの歩行状態に合わせた装具を選定し、処方します。
退院した後に足の調子が変わることや装具の使い方が変わり、装具の不調が出てくることもあります。当院では装具外来を実施しており、退院後のフォローアップも行っています。

動画でみる施設

×