動いている心臓を見るのが好き。エコーの道を究めたい

動いている心臓を見るのが好き。エコーの道を究めたい

学生時代の実習の時に一番印象深かったのが、心臓のエコー

野中 麻未さん

人によって興味のある領域があると思うのですが、私は心臓のエコーが好きですね。エコーを振って見ていかなければならない消化器や血管と違って、心臓は動いているところを映像で見ることができます。もちろん人によって多少は位置が違うので、心臓も最初は振って探していかなければなりませんが、やっぱり消化器や血管よりも動いている心臓に面白さを感じます。

もともと学生時代の実習で一番印象に残っていたのがエコー。それも心臓のエコーが一番印象的でした。そのため心臓に特化しているこの病院を第一希望にしていましたが、エコー室に空きがなかったので、一年間は検体業務に携わっていました。実際に業務に携わってみて分かったのは、自分は機械を扱う検体検査より も患者さんと接する機会がある生理検査の方が向いているという実感です。二年目になる前に技師長からエコー室への異動を打診された時に「この機会を逃してはいけない」と、異動希望を出しました。

限られた条件下で、正確な判断を求められる難しさ

エコーに関しては、全部がきちんと見えるわけではなく、体格や骨格によってどうしても見えづらい方がいらっしゃいます。また、時間との兼ね合いがあって緊迫している状態など、限られた条件下で先生が求めているものを出さなくてはならない場面で難しさを感じます。なかなか評価が難しい時は、先輩に判断を仰いだり、所見をディスカッションしたりして答えを出すようにしていますし、自分の判断が本当に合っていたのかを確認するために、オペ室に行って実際に開腹した結果が記載されたカルテを見たり、術式が変わっている場合は先生に聞いてみたりして、術後のフォローアップにつなげています。

エコー室に入ったばかりの頃はエコーだけではなく心電図も検査も覚える必要があって、しかも見る対象も心臓だけでなく消化器も血管もあり、たくさんの知識が求められるためいっぱいいっぱいになって悩んだ時もありました。でも、つらい時期を乗り越えて今も仕事を続けていられるのは、やっぱりやりがいを感じることの方が多いからなのかもしれません。

現在は後輩の指導にも携わるように

野中 麻未さん

検査技師の仕事は、先生や看護師さんのようにずっと患者さんに携わっているわけではありませんが、術前の検査で状態を見ているので、術後の検査で状態が良くなっていることが分かる瞬間に立ち会うことができます。また、携わった患者さんが元気になって外来にいらした姿を見たり、なかには仲良くなってお話しする機会があったりするときに、この仕事の喜びを感じますね。

先輩方に比べたら知識も経験も全然足りないので、ひとつひとつ教えていただきながら、これからも日々勉強していかなくてはなりません。また、治療方法の変化とともに先生が求めていることも変わっていきます。現在は後輩も入ってきており、7人いるスタッフのちょうど中堅になりました。先輩に教えていただいたことを後輩に伝えていきながら、この病院で、いま私ができることに取り組んでいければと考えています。

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