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診療部門のご案内

心臓カテーテル検査入院の流れ 1泊2日

入院当日

◆ご自宅にて
朝食はいつも通り食べて構いません。
普段飲んでいる薬は、事前に医師から中止の指示がない限りいつも通り内服してください。
入院中に内服する分の薬は持参してください。

◆午前10時 入院
病室にて術衣に着替え、看護師が検査の流れを説明させていただきます。
足の付け根から検査する方のみ剃毛します。

◆昼食
食事は病状に応じた治療食となっております。
(午後1番目(13時半〜)に検査の患者様のみ検査終了後に食事になります)

◆午後
検査予定時間のおよそ一時間前より点滴をさせていただきます。
(お伝えする検査開始時間はあくまで目安です。緊急検査が入った場合などで順番が前後することがあります。あらかじめご了承ください。)
 検査に呼ばれたら、看護師が地下1階の心臓カテーテル検査室にお連れします。
 (患者様の状態によっては車椅子やベッドでの入室になる場合があります)
入れ歯、指輪、腕時計などは外して頂きます。マニュキア、お化粧もしないでください。

心臓カテーテル検査

平成26年4月に最新型の心臓カテーテル室が完成し、
現在2室で稼働しています。
新しい心臓カテーテル室は、木のぬくもりをイメージした落ち着いた雰囲気の検査室になっています。

検査はカテーテル施行医(基本的には外来担当医)のほか、カテーテル担当看護師、臨床工学士、放射線技師など様々なスタッフが協力して行います。
まず、カテーテル台に仰向けに横になっていただき、心電図モニターや酸素飽和度モニター、血圧計などを装着します。
その後、検査する部位(手首や足の付け根)を消毒し、清潔な布を体全体に掛けます。
これ以降は検査終了まで動けませんが、お話は自由にできますので、何かあれば遠慮なくスタッフにお声掛けください。

検査部位に局所麻酔をし、最初にシースという直径約2mmの細長い管を動脈という血管に挿入します。
少し痛みを感じるのはこの時だけで、これ以後は検査終了まで痛みは全くありません。これで検査準備完了です。

先端が非常に柔らかく血管を傷つけないようになっているガイドワイヤーを入れたカテーテルをシースに挿入し、動脈の中を進めます。

①カテーテル      
②ガイドワイヤー
③シース            

レントゲンで確認しながら慎重に1m程度進めると、カテーテルは心臓の出口付近の上行大動脈にまで到達します。
ガイドワイヤーを抜いて、カテーテルを操作して『冠動脈』という心筋に血液を供給している血管の入口に差し込みます。

その状態で造影剤をカテーテル内に注入すると、冠動脈の造影写真が撮れます。この時に痛みを感じることはありません。冠動脈は通常左右2本あります。

正常な右冠動脈

正常な左冠動脈

いろいろな方向から冠動脈を撮影し、狭窄の有無を判定します。

狭心症の冠動脈

左右の冠動脈の造影が完了したらカテーテルを抜いて検査終了です。
検査にかかる時間は通常10-15分程度で、入室から退室まで含めても30分程度です。
ただし、患者様によっては下記のような追加検査を行う場合もあります。

左室造影:左心室という全身に血液を送り出すポンプの部屋に造影剤を注入して心臓の動きを調べます。撮影時に数秒間体が熱くなります。

冠攣縮誘発試験:通常の動脈硬化による狭心症ではなく、冠動脈が一時的に痙攣して細くなり胸痛を起こす冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症という特殊な狭心症を疑う場合に行います。検査用の薬剤を冠動脈内に注入して、冠動脈に攣縮が出現するかどうかを判定します。検査中胸が重苦しくなる場合がありますので、その時は医師に伝えてください。

正常時

薬剤投与にて
冠動脈の攣縮が出現

冠血流予備量比(FFR):冠動脈病変の重症度を正確に評価して、治療の必要性を判断する場合に行います。プレッシャーワイヤーという極めて細いワイヤーを冠動脈内に通し、冠動脈の内圧を測定します。痛みを感じることはありません。

下肢動脈造影:下肢の動脈に狭窄が疑われる場合に行います。撮影時に足が一時的に熱く痛く感じることがあります。

下肢造影写真
(右下肢への血管が閉塞している)

検査が終了したら、最後にシースを抜きます。
手首から検査した方は止血バンドを巻き、肘や足の付け根から検査した方は医師が10分程度圧迫止血したのちに専用の止血キットやベルトなどで圧迫固定します。

手首用の止血バンド

手首と肘から検査した方は歩いてもしくは車椅子で病室に戻ります。
足の付け根から検査した方はベッドで病室に戻り、翌朝までベッド上安静となります。

当院では9割以上の患者様が負担の少ない手首から検査を行っています。
透析患者様はシャントの都合上、原則的に足の付け根から検査します。

検査後

検査結果については、検査終了後に担当医師から説明があります。
また、循環器内科の医師全員で毎日カンファレンスを開いて、その日に行った全ての検査を見直し、患者様一人一人にベストな治療方針を考えています。

夕食

検査後の夕食は手首が使えなくても食べられるように、おにぎりなどのカテーテル検査食となります。食べにくい場合は看護師がお手伝いします。
検査後に痛んだり、夜眠れなかったりした場合には、遠慮せず看護師にお申し出ください。

翌日

翌朝、医師が止血バンドやベルトなどを外して出血がないかを確認し、問題なければ退院となります。
退院当日は、シャワーは可ですが湯船につかる入浴はお控えください。
また退院後数日間は、検査した側の手で重いものを持つなど過剰な負担がかかる作業は避けてください。

心臓カテーテル室スタッフ

明理会中央総合病院 〒114-0001 東京都北区東十条3丁目2番11号