血管診療技師(CVT)の紹介

2017年10月に行われた第12回血管診療技師認定試験にて、臨床工学科・渡部道貴、臨床検査技師・山本治美、理学療法士・田中成周の3人がCVTを取得いたしました。
全国では2018年6月現在、1,263名のCVTが活躍しています。

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資格取得者 挨拶

臨床工学科・臨床工学技士 渡部道貴


私がCVTの資格取得を目指した理由は、当院で臨床工学技士による透析患者さまのシャントエコー検査を行うようになったためです。始めはシャント造影やシャントPTAに関わるようになり、次第に治療に関わることのみではなく検査も行うことによって、日ごろから透析に従事しているスタッフが直接、透析患者さんのシャントの一元管理を行うようになりました。現在では私たち臨床工学技士が定期検査およびシャントPTA後のFollow upやバスキュラーアクセス作成前の血管形態および機能評価を行っています。今後はCVTとして知識の向上、手技の修練を積み、CVT取得のサポートも行っていきたいと考えています。

検査科・臨床検査技師 山本治美


臨床検査技師として長年エコー等の検査業務に携わる中で、高齢化や生活習慣病の増加に伴う動脈硬化等の脈管疾患の患者さまを多く見るようになりました。 より良い医療を提供する上で、このような疾患を早期に発見し、その詳細を正確に医師に伝えることが臨床検査技師の重要な役目であると思い、自らのスキルアップのためにもこの資格取得を決意しました。 今後もこの資格を生かし、患者さまのために正確かつ安心な検査に努めてまいります。

リハビリテーション科・理学療法士 田中成周


私がCVT取得を目指したのは、当院の血管外科医である内村智生医師と出会い、全国でまだあまり普及していない閉塞性動脈硬化症のリハビリに関わったことがきっかけです。 閉塞性動脈硬化症におけるリハビリの重要性を内村医師に教えて頂くうち、「より知識を深めたい」と思ったため、CVTの資格取得を決心しました。理学療法士での資格取得者は全国で11人(2018年6月現在)とリハビリの重要性に反してまだまだ少ないのが現状です。 今後は、資格取得だけで満足せず、更なる知識の向上を図り、またその知識を患者さまに提供してリハビリの重要性を広めて行けたらと思います。

血管診療技師(CVT)とは

動脈硬化や下肢静脈瘤、糖尿病壊疽、エコノミークラス症候群などに代表される血管疾患の診療に対して専門知識と実技技術を有する医療従事者に与えられる専門資格です。「日本血管外科学会」「日本脈管学会」「日本静脈学会」「日本動脈硬化学会」の4学会で構成する「血管診療技師認定機構」が認定する資格であり、認定試験に合格した後も5年ごとに資格の更新が必要となっています。

CVTの業務は、血管超音波検査やSPP検査などに代表される非侵襲的検査を行ないます。また、医師の治療の介助にコメディカルとして関わります。現代の日本社会は高齢化や生活習慣病などの増加に伴い、血管疾患も年々増える傾向にあります。増えつづける血管疾患を効率的かつ正確な評価を行うため、CVT の必要性が高まってきています。

当院では今後もCVTの育成に努めるとともに、医師、治療に関わるスタッフとCVTが協力をして、患者さまお一人おひとりに最適な血管検査・治療をご提供いたします。