外科プログラム
研修責任者:松尾 亮太院長
日本外科学会専門医/日本外科学会指導医/日本消化器外科学会専門医/日本消化器外科学会指導
医/日本内視鏡外科学会技術認定医/医学博士/日本消化器病学会専門医/日本肝臓学会専門医/日本肝胆膵外科学会評議員/日本がん治療認定医機構がん治療認定医/日本
静脈経腸栄養学会・日本外科代謝栄養学会認定NST医師教育セミナー修了/緩和ケア研修修了/ICD/
臨床研修指導医/身体障害者福祉法指定医(ぼうこう又は直腸機能障害)/日本医師会認定産業医
研修期間
6年間を基本とし、希望者はスタッフとして就職可能
目的
当研修プログラムでは外科・内視鏡外科に関する技術や知識の習得及び、各専門医資格の取得を
目的とします。下記スケジュールにて丁寧な指導で育成いたします。
卒後5年目 外科専門医予備試験
卒後6年目 外科専門医本試験
卒後8年目 消化器外科専門医試験
卒後8~10年目 内視鏡外科技術認定医受験
当院の特徴
当院の外科では消化器外科を中心に活動しています。2012年に松尾院長が外科に加わり、2014年にはスタッフの入れ替えを行いました。手術件数は消化器外科領域だけで年間700件に迫る勢いであり、現在でもさらに増加してきています。手術内容も悪性疾患に関する手術が急速に多くなってきております。
また2015年からは乳腺外科を開設し、乳がんの症例数も増えていくことが予想されます。
我々が扱う主な疾患は、胃癌、大腸癌などの消化管手術にとどまらず、肝胆膵悪性疾患までを広く行っています。また当然のことながら胆石や虫垂炎、鼠径ヘルニアといった外科医としての入門手術までを広くカバーしております。さらに特徴的なこととしては内視鏡外科技術認定医である院長自ら執刀を行っており、胆嚢手術や鼠径ヘルニアはもちろんですが、胃癌や大腸癌、脾臓摘出、膵尾部切除術などほぼすべての術式で腹腔鏡手術が可能であり、指導に力を入れています。また、専門医や技術認定などの資格取得に向け、万全のサポート体制で臨んでいます。
腹腔鏡下直腸低位前方切除
研修概要・特色
外科専門医取得では、外科専門医制度指定施設での研修が必要です。研修医制度における施設認定の形
には指定施設と関連施設とがあります。指定施設は単独で指導を行える施設で、その認定には外科指導医
1名以上をふくむ専門医資格取得者3名以上の在籍が必要になります。当院はこれに該当し指導医4名が在
籍し指定施設として十分な指導体制を準備しています。一方、関連施設は指導医や専門医の数が少ない場
合に単独では指導体制不十分と判断され、親施設を決めてその傘下の施設として認定されるものです。施
設として指導のポテンシャルが不十分であったり、専門医取得時には親施設の指導者の印鑑が必要だった
り不自由を感じるかもしれません。専門医取得には症例の経験だけでなく学会発表なども必要となりますが
、当院では丁寧な指導体制でサポートしています。
さらに消化器外科専門医資格取得においても認定施設での勤務が必要になります。この制度においても
単独で専門医を輩出できる認定施設と親施設の下にぶら下がった関連施設とがありますが、当院は指導医
3名、専門医1名が在籍しており認定施設となっており十分な指導体制を整えています。消化器外科専門医
取得においては症例の経験だけでなく論文や学会での発表が必須となっております。指導医の一人である
松尾院長は後期研修医に対する論文指導はこの3年間で17本の指導実績があり、後輩の専門医取得を強
力にサポートしてまいりました。今後も皆さんが専門医としてこの世界で活躍できるようすべての先輩医師た
ちが指導を続けていきます。
上記専門医二資格を取得すると、次の目標が待っています。現代では内視鏡外科の進歩は目覚ましく、
当院においても腹腔鏡手術の導入を盛んに行っており、内視鏡外科学会技術認定医の取得を現実の目標
としています。この資格は合格率の低い取得の難易度の非常に高い資格ですが、時期的には消化器外科
専門医と並行して取得することができます。院長自ら内視鏡外科学会技術認定医ですので取得に向けた、
厳しくもやさしい技術指導を行っています。また、IMSグループを挙げて内視鏡外科トレーニングプログラム
(T-SCOPES)を開催しており、年2回座学やドライラボ、ブタを使ったウェットラボで技術・知識の研鑽を積む
機会を設けたりグループ内での技術交流を大切にしています。尚、当院の松尾院長もインストラクターの一
人として活躍しています。
メッセージ
現在、消化器外科学会によると消化器外科専門医取得の年齢は平均で40歳くらいだそうです。最短
で卒後8年で取得できる資格ですが、多くは論文が足りなくて取得できない人をたくさん見てきました。40
歳というとストレートで卒業した人でも卒後16年という長い年月をかけて取得しているわけです。当院で
は最短の卒後8年目での取得を現実的な目標として、若い外科医の皆さんをサポートしていきたいと考
えています。
生涯の仕事として外科を選ぶということは大変なことではありますが、非常に奥行きが深く、一生向き
合うには非常にやりがいのある仕事だと思います。豊かな外科医人生を歩んでもらうべく技術や知識の習得だ
けでなく、資格取得までをしっかり面倒見ていくことが我々の後記研修医指導における最大の目標とし
ています。
一緒にがんばれる仲間を募集しています。 外科スタッフ一同 |
肝切除施術中の院長 |