IMSグループ医療法人社団明芳会 イムス東京葛飾総合病院

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診療科目

泌尿器科

Urology

前立腺とは男性の尿道を取り囲む栗の実の形と大きさをした臓器で、尿道の周囲に存在する内腺とその外を取り巻く外腺に分けられ、果物の実と皮の関係に似ています。

前立腺肥大症は前立腺全体が大きくなっているというイメージを持つと思われますが実際は違い、内腺(果物の実の部分)が腫れてくる病気です。内腺が腫れてくると、中心を通る尿道はペチャンコに押し潰され、尿が出にくいなど様々な症状がでます。

前立腺肥大症の手術

前立腺肥大症の手術には色々な方法がありますが、肥大した内腺を切除し、尿道を広げることにより尿の通りを良くし前立腺肥大症にともなう様々な症状を改善することを目的としています。

手術方法

経尿道的前立腺切除術

現在、最も多く行われている標準的な手術方法です。尿道から内視鏡を挿入し、ループ状電気メスで少しずつ切除し、削った前立腺を内視鏡から洗い出します。体表にはメスを入れませんので開腹手術と比べると低侵襲ですが、肥大した内腺を限りなくきれいに切除するには術者の技術が必要であり、さらにきれいに切除しても再発の可能性があります。副作用としては、出血量が多くなることがある、手術中に視野を確保するために使用する灌流液が体内に吸収されて血液中のナトリウム濃度が下がり、血圧低下、吐き気、意識障害などの水中毒を引き起こすことがあります。また、大きな前立腺肥大症では副作用の危険が高くなるためTUR-Pを行うのが難しくなります。

開腹手術

レーザーが導入されていない施設では巨大な前立腺肥大症に対しては現在でも開腹手術が行われています。下腹部を切開して前立腺を露出し、外腺(果物の皮)を切開して肥大した内腺(果物の実)を一塊にして摘出します。肥大した内腺と外腺の間には無理なく剥がれる面があり、開腹手術ではどんなに大きな前立腺肥大症でも完全に摘出することができ、再発の可能性がなくなります。しかし、開腹手術であり患者様の体に与える侵襲は一番大きくなってしまいます。

経尿道的レーザー前立腺切除術 HoLEP・CVP

前立腺肥大症の最新レーザー治療

ホルミウム・ヤグレーザー

ホルミウムレーザーは、組織の深部に熱の影響を与えずに、表面で切開と止血が同時にできるのが最大の特徴であり、
熱の深達度が浅いため蒸散術には不向きですが、核出術を得意とします。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは水とヘモグロビン(血液中の成分)に同時に吸収されるのが最大の特徴で、深達度が深いため切開や核出術には不向きですが蒸散術を得意とします。

レーザーのメリット
  • レーザー治療中は生理食塩水を用いて治療を行うため従来手術の合併症である水中毒などがおこりません。
  • 従来手術と比較して出血量が減ります。
  • 巨大な前立腺肥大症でも開腹の必要性がありません
  • 入院期間が短縮されます。
ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP:ホーレップ)

前述した内腺と外腺の間の無理なく剥がれる面に沿って、ホルミウムレーザーで切開・止血しながら内腺全体をくり抜きます(核出する)。核出され遊離した前立腺組織(内腺)は、バーサカットシステムを用いて細かく裁断して吸引除去します。つまり、経尿道的手術によって開腹手術と同じ内容の手術を低侵襲で行うことがでる画期的な手術方法です。また、手術後の排尿状態はTUR-Pと比較し同等以上です。

接触式レーザー前立腺蒸散術(CVP:シーブイピー)

レーザーを用いてTUR-Pと同様に内側から前立腺を蒸散する方法です。レーザーの特徴である、出血量が少ない、短期入院で治療可能などのメリットがります。また、ダイオードレーザーの特性から脳・心臓疾患などの為に抗凝固剤の休薬が不可能で従来の手術が受けられなかった患者様も内服のまま治療を行えるのが最大の特徴です。また、手術後の排尿状態はTUR-Pと比較し同等です。

核出術と異なり病理組織検査(癌の検査)が出来ないこと、再発リスクがあることから、合併症などがない患者様にはホーレップを第一選択としてお勧めいたします。