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栄養コラム&レシピ

更新:2015年2月15日

『糖尿病予防について』


Part.1 糖尿病とは

糖尿病とは血糖値を下げる働きのあるインスリンが不足して、血液中にブドウ糖が増えすぎてしまい慢性的に血糖値が高くなる状態をいいます。

■糖尿病の種類

糖尿病は4つの病型にわけられます。
 1型糖尿病・・・インスリンを作りだす膵臓のβ細動が破壊され、インスリンの量が欠乏することで発症します。
 2型糖尿病・・・インスリンの量が低下したり、インスリンの分泌タイミングが遅れたり、インスリンそのもの
         の作用が低下して発症します。
 その他の糖尿病 ・・・遺伝子の異常やホルモンの異常など特定の機序・疾患により発症します。
 妊娠糖尿病・・・ 妊娠中に初めて血糖値が基準値を超えて発症します。

Part.2 糖尿病の診断

①~④のいずれかが確認された場合は「糖尿病型」と判定されます。

①空腹時血糖値 126mg/dl以上
②75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間値 200mg/dl以上
③随時血糖値 200mg/dl以上
④HbA1c 6.5%以上
Part.3 糖尿病のポイント

Ⅰ)2型の糖尿病は代表的な生活習慣病です。
Ⅱ)糖尿病の放置は合併症をまねきます。
  糖尿病予備軍や軽症状では自覚症状がありません。このため長年放置しこれまでと同じ生活を
  続けていると、さまざまな糖尿病の合併症を引き起こします。
  ※合併症・・・網膜症・腎症・神経障害・大血管障害(心筋梗塞・脳梗塞など)
Ⅲ)厚生省による平成14年の調査では、糖尿病が強く疑われる人の総患者数は約740万、糖尿病の可能性を
  否定できない人を合わせると約1,620万人と増加の一途をたどっています。

参考:厚生労働省「平成14年糖尿病実態調査報告」

Part4 糖尿病の食事ポイント

●適正なカロリー摂取をこころがけバランスのよい食事をとりましょう。
 食べていけない食品はありませんが、しかし食べ方次第ではどんな食品でも害になりえます。
●カロリー制限はカロリーの数字だけを調整するのではなく、糖質の量も制限することが大切です。
●砂糖を多く含む菓子類やジュース類は控えましょう。
 ジュース類は消化吸収が早く体内に急速に吸収されます。その結果インスリン分泌が追い付かず
 極端な高血糖になる可能性があります。
 100%のフルーツジュースも果物の果糖が多く含まれますので注意しましょう。
●油脂類は過剰摂取にならないようにし、特に飽和脂肪酸(肉の脂身,生クリームなど)などは控えましょう。
●食物繊維を十分に摂取しましょう。
 食物繊維(*)には食後の血糖の上昇を抑える働きがあります。
 *2015年11月バックナンバー参照
●お酒は主治医に従いコントロールしましょう。

担当: 管理栄養士 久保田 明子

今月の献立のポイント

  • 3食ともに野菜を欠かさず食べましょう!
    野菜などに多く含まれる食物繊維には食後の血糖の上昇を抑える働きがあります。
  • GI(グリセミックインデックス)
    同じカロリーの食品でも、血糖値の上昇が異なります。
    GI値は食後血糖値の上昇度を示す指標のことで、GI値が高い食品は一気に血糖値を上昇させ、逆にGI値が低い食品は血糖の上昇がゆるやかです。
    GI値の低い食品を取り入れてみましょう!

    GI値の高い食品・・・白米・白パン・うどん・もちなど
    GI値の低い食品・・・玄米・そば・大豆類・野菜全般など

献立は身近な食材を代用していろいろとアレンジしてみてください!

  
                         

レシピのご紹介

サーモンの酒粕和風ポトフ

材料(2人分)

サーモン2切れ
少々
人参80g
大根200g
レンコン50g
芽キャベツ 6個
酒粕 40g
だし汁 3カップ半
A)  
白だし醤油 大さじ1
みりん 小さじ1

作り方
  • ①サーモンに軽く塩をふり、冷蔵庫に約15分程置いたら余分な水分を
     キッチンペーパーでふき取る。
  • ②人参は皮をむき大きめの乱切り、大根は皮をむき厚めの輪切りにする。
     レンコンは皮をむいて輪切りして酢水につけておく。
     芽キャベツは芯を少し切り落とし、十字に隠し包丁を入れる。
  • ③鍋にだし汁を加え火にかける。
  • ④ボールに酒粕をちぎりいれ、③のだし汁を少量加えて溶かしてから
     ③に加える。
  • ⑤④の鍋にAを入れ一煮立ちさせ、①、②を加え煮立ったら、弱火にして
     10~15分煮る。
  • ⑥器に⑤を盛り付ける。
栄養成分(1人分)

エネルギー
  243kcal

塩分
2.2g

調理のポイント
  • 酒粕を加えることで、コクが加わります。
  • 酒粕はあらかじめ溶かしてから加えると調理しやすく、また耐熱皿に入れて、ひたひたの水を加えレンジで2分程加熱しても手軽に溶けます。
  • サーモンはEPA・DHAも多く含まれています。EPA・DHAは糖尿病はじめとする生活習慣病の予防・改善作用があります!

担当:管理栄養士 久保田 明子

焼ききのこのわさび和え

材料(2人分)

まいたけ 100g
春菊 40g
じゃこ 大さじ2
だし汁50ml
A)  
濃口醤油 小1
白だし醤油 大さじ1/2
練りわさび 小1

作り方
  • ①まいたけは石づきを落とす。春菊は茹でて水にとり、
     水気をよく絞り5㎝幅に切りそろえる。
  • ②フライパンで①のまいたけを弱火で焼き、焼き色がついたら裏返す。
     しんなりしてきたら取り出し、小房にほぐす。
  • ③しらす干しも②のフライパンで炒る。
  • ④ボールにだし汁を入れ、Aの調味料を加えて混ぜ合わせる。
  • ⑤別なボールに②、③、春菊を入れ、④を加えて和える。
  • ⑥器に⑤を盛り付ける。
栄養成分(1人分)

エネルギー
36kcal

塩分
1.6g

調理のポイント
  • きのこは焼くことで旨みが増します。また水溶性の食物繊維が豊富でインスリンやコレステロールなどの低下作用があります。
  • しいたけやしめじなどを加えてもエネルギーは低く、きのこの食感や旨みもより一層増します。
  • わさびの風味を利用して塩分量を抑えます。

担当:管理栄養士 久保田 明子

野菜たっぷりポトフ

材料(2人分)

牛すね肉ブロック160g
セロリ1本
玉ねぎ1個
にんじん1/2本
キャベツ1/4玉
小さじ1/3
こしょう 適量
ローリエ 1枚
白ワイン 100cc
マスタード お好みで

作り方
  • ①牛すね肉は余分な脂を除き8等分に切る。にんじんは皮をむき大きめの
     斜め切りにする。セロリは茎を大きめの斜め切り、葉はザク切りにする。
     玉ねぎは半分に切ったら、4等分のくし型に切る。キャベツは芯をつけた
     まま、くし型に2等分する。
  • ②鍋にキャベツ以外の野菜の1/3量をしき、牛肉の半量をのせ、
     塩こしょうをする。さらに、残りの野菜の1/2量とローリエをしき、
     残りの牛肉をのせ、塩こしょうをする。最後に残りの野菜をのせる。
  • ③②に白ワインと水100ccを加え、蓋をして強火で加熱する。
     煮立ったら弱火にして、20分煮込む。
  • ④キャベツを③に加え、さらに20分煮込む。
  • ⑤器に盛り、お好みでマスタードをつけて食べる。
栄養成分(1人分)

エネルギー
  248kcal

塩分
1.2g

調理のポイント
  • 弱火でじっくりと煮込むことで、肉がやわらかく仕上がり、野菜の旨味もでてきます。塩、こしょうのみの味付けで、シンプルに素材の味を味わいます。
  • 1人分約300gの野菜を使用していますが、スープにすることで手軽に野菜をたくさんに食べることができます。

担当:管理栄養士 岩崎 希

カッテージチーズのサラダ

材料(2人分)

りんご 100g
カッテージチーズ 50g
くるみ 5g
ベビーリーフ30g
白ワインビネガー(又はレモン汁) 小さじ2

作り方
  • ①りんごはよく洗い、皮付きのままイチョウ切りにして、
     白ワインビネガーをかけておく。くるみは荒目に砕く。
  • ②りんごとカッテージチーズ、くるみを軽く和える。
  • ③器にベビーリーフをしき、②を盛る。
栄養成分(1人分)

エネルギー
75kcal

塩分
0.3g

調理のポイント
  • カッテージチーズは100gあたり約50kcalとチーズの中では低脂質・低エネルギーなため、脂質やエネルギーを低くしたいときにおすすめです。
  • りんごは皮の部分に整腸作用、コレステロール低下のあるペクチンや抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれます。皮はむかずに使用しましょう。

担当:管理栄養士 岩崎 希