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栄養コラム&レシピ                        

更新:2017年2月20日

『心不全』


Part.1 心不全とは

心臓疾患は日本人の死因の第2位を占め、中でも心不全の割合が多く増加傾向にあります。近年では、心不全患者の多くが65歳以上を占め、高齢者に多い病気の一つとなっています。
心不全とは、さまざまな心臓疾患の病状の進行によっておこる、心臓疾患が最終的にたどりつく終末像とされています。心臓のポンプ機能の低下により、全身に必要な血液を送りだすことができなくなったり、また肺に血液が滞ってしまうことで、肺での正常な酸素の交換が障害され、日常の軽度な活動でも息切れや疲れを感じてしまいます。心不全の要因としては、高血圧、心筋症、不整脈、弁膜症、心筋梗塞、先天性心疾患などがあり、心臓に負担をかけるさまざまな疾患の重症化により引きおこるとされています。

Part.2 心不全と食塩

塩分の摂りすぎは高血圧を招き、心臓に負担となります。心不全では減塩によるナトリウム制限が最も重要となり、重症心不全では1日の塩分制限が3gと厳しく管理され、軽度心不全では1日7g以下の制限とされています。
日本人の平均塩分摂取量は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると1日10g程度(男性11.0g 女性9.2g)と、世界でも高い塩分摂取量となっています。現在、日本人の1日の食塩摂取量の目標値は男性8.0g未満、女性7.0g未満(厚生労働省)となっており、1日に男性は3g、女性は2.2gの減塩が必要になります。まずは加工食品や漬物類など塩分の多い食材の使用を控え、塩味よりも素材の旨味や酸味、香辛料、香りなどを摂り入れて塩分量を控えましょう!

Part.3 心不全とビタミンB1不足

ビタミンB1の欠乏症としては脚気(かっけ)がよく知られています。ビタミンB1の欠乏症により、高心拍出性の心不全を招くこともありえます。ビタミンB1は普通の食事をしている健常人ではみられませんが、食事量が少なくなり低栄養状態にある場合や、偏食、また胃切除後の方は、体内でのビタミンB1の吸収が低下しやすくなります。特にタンパク質の不足に注意して、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう!

担当: 管理栄養士 久保田 明子

レシピのご紹介

サーモンとレモンのホイル蒸し

材料(2人分)

サーモン 2切れ
コショウ 少々
レモン1個
ローズマリー適量
ケッパー 大さじ2
チャービル適量

白ワイン

大さじ2

作り方
レモンを1/4等分にする。
アルミホイルとオーブンシートを長めに用意する。アルミホイルを下にしてオーブンシートを上に敷く。
②の中央にサーモンを載せ、コショウ、ローズマリー、ケッパー、チャービルを全体に散らす、白ワインをふりかける。
③にレモンを置き、アルミホイルとオーブンシートを合わせて包んでいく。
180に温めたオーブンで、20分程焼く。
⑤を器にそのまま盛り、食べる直前に開ける。
栄養成分(1人分)

エネルギー
  167kcal

塩分
0.6g

調理のポイント
  • サーモンはEPA・DHAが豊富で、血管の炎症を改善し、心疾患の予防になります。
  • ホイル焼きにすることで、魚の脂も余さず食べることができます。
  • 塩分を使用しなくても、レモンやケッパー、ハーブなどを利用することで、酸味や香で美味しく感じられます。

担当:管理栄養士 久保田 明子

オイルサーディンとトマトのチーズ焼き

材料(2人分)

オイルサーディン 4尾
トマト 大1個
モッツァレラチーズ 40g

パン粉

大さじ1
コショウ 少々
オリーブオイル 小さじ2
パセリ 適量

作り方
トマト、モッツァレラチーズは輪切りの4等分する。パセリはみじん切りにする。
パン粉にオリーブオイルを混ぜ合わせる。
トマトの上にオイルサーディンをのせ、その上にモッツァレラチーズ、②のパン粉をのせる。
200℃に温めたオーブンで10~15分程度焼く。焼きあがったらオーブンから取り出す。
④を器に盛り、パセリをつらす。
栄養成分(1人分)

エネルギー
129kcal

塩分
1.1g

調理のポイント
  • オイルサーディンは植物油よりもオリーブオイルで浸けてあるものを利用しましょう。
  • パン粉はオリーブオイルを混ぜ合わせることで、オーブンで外れることがありません。
  • イワシにはEPA・DHAが豊富です。簡単レシピで気軽に魚を食べる習慣をつけましょう。

担当:管理栄養士 久保田 明子

豆乳のクラムチャウダー

材料(2人分)

あさり(殻付き) 100g
大さじ1
豆乳 200cc

小麦粉

20g
バター 20g
にんじん 40g
玉葱 40g
しめじ 40g
パセリ 適量
コショウ 適量
オリーブオイル 小さじ1

作り方
人参、玉葱は小さめのさいの目切りにする。しめじは石ずきを取り除いてほぐす。パセリはみじん切りにする。
あさりは砂抜きして鍋にしき、酒をかけて酒蒸しする。酒蒸ししたあさりは殻から外し、だし汁は別にとっておく。
鍋にバターを入れバターが溶けたら、ふるった小麦粉を加えて素早く混ぜ合わせる。粉がさらさらと軽い状態になるまで混ぜ続ける。
③を火から外し、70℃程度に温めた豆乳を加えて混ぜる。再度火にかけて、トロミがでるまで混ぜ合わせる。
別な鍋にオリーブオイルをしき、人参、玉葱、しめじを炒めて、④のホワイトソース、水、あさりのだし汁を加えて煮込む。最後に②のあさりを加える。
⑤を器に盛り、パセリのみじん切りを飾る。
栄養成分(1人分)

エネルギー
218kcal

塩分
1.4g

調理のポイント
  • あさりはむき身を使うよりも、殻付きを酒蒸することで身がふっくらとし、あさりの風味もでておいしいです。
  • あさりに含まれるのタウリンは血液中のコレステロールの消費を促進し、コレステロールの低下につながります。
  • ホワイトソースは混ぜる際に、焦がさないように注意しましょう。

担当:管理栄養士 久保田 明子