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栄養コラム&レシピ                        

更新:2017年8月2日

日本人のビタミンD不足


Part.1 注目のビタミン

ビタミンDは、骨、ミネラル代謝の維持に必須なビタミンであり、さらに近年、ビタミンDの栄養素状態によって、転倒、がん、心血管疾患、糖尿病、メタボリックシンドローム、免疫、長寿、さらにはインフルエンザなど、さまざまな病気との関係が明らかにされています。
ビタミンDは食事摂取の他にも、日光(紫外線)により皮膚で合成されて体内に供給されます。このため極端なダイエットや魚の摂取ばなれによる食事からの不足に加え、過度な紫外線予防、夜型の生活などによる皮膚でのビタミンD合成の低下により、不足しやすくなります。
最近の調査報告では、日本人の大半がビタミンDの不足・欠乏レベルにあるとされています。

Part.2 ビタミンDの最前線

■ビタミンDの栄養指標
ビタミンDの栄養状態F ビタミン濃度:血清25(OH)D
充足状態 30ng/ml以上
不足状態 20ng/ml以上30ng/ml未満
欠乏状態 20ng/ml未満

(日本内分泌学会2016)


Ⅰ)骨とビタミンDの関係

ビタミンDは骨へのカルシウムの沈着を促し、また骨を壊す破骨細胞の働きを抑制しているため、ビタミンDが不足すると骨がもろくなり、骨租粗鬆症など招きます。
骨の形成はカルシウムだけではできません! 


Ⅱ)がんとビタミンD

近年多くのがん細胞では、ビタミンDの受容体が発現することが分かっており、がん細胞の増殖を抑制し、細胞の分化を誘導する働きがみられるため、ビタミンDの濃度が十分に保たれていると、大腸がんなどのがんの発症率が低下すると報告されています。


Ⅲ)インフルエンザとビタミンD

インフルエンザに感染した人にはビタミンD3濃度が低いことが明らかになり、ビタミンD不足によって、インフルエンザの発症リスクが、およそ2倍以上に上がると報告されています。

Part.3 ビタミンD多い食品

■ビタミンDを多く含む食材(1食当たりのビタミンD含有量)

ビタミンDを多く含む食材


ポイント

  • ・ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、油と一緒にとることで体内で効率よく吸収されます!
  • ・自家製天日干し!
     自宅で野菜や果物を2~3時間ほど天日干しするだけでもビタミンDは増やせます。

担当: 管理栄養士 久保田明子