IMSグループ医療法人財団 明理会 イムス富士見総合病院

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病院のご案内

検査科

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患者さまに適切な診断・治療を行う上で必要な、採血や検体検査、生理検査を行い、迅速かつ正確に検査結果を
提供できるように取り組んでいます。また、チーム医療にも積極的に参加し、他職種と連携した業務も行っています。

所属長挨拶

臨床検査は、医療を行う上で重要な役割を担っていると考えています。検査結果を提供するだけではなく、病院の機能、チーム医療、それぞれに合わせた役割に応じることが求められています。IMS臨床検査部門では、臨床検査技師育成カリキュラムを使用し、臨床検査技師として幅広く業務に従事できるように基礎的な知識や技術から、専門的な知識や技術まで習得する事ができます。臨床検査技師として日々研鑚し、個々のスキルアップのみならず、検査科全体のレベルアップの向上に努め、チーム医療に積極的にかかわれる検査室を目指しています。

スタッフ

人数:24名(男性7名 女性17名)

男女比:3:7

平均年齢:32.9歳

(2023年6月1日現在)

業務内容

検体検査部門:生化学検査、血液学検査、免疫学検査、一般検査、輸血検査

生理検査部門:心電図、呼吸機能検査、聴力検査、脳波検査、超音波検査など

内視鏡部門:胃カメラ、大腸カメラ、治療内視鏡の介助

病理検査部門:組織検査、術中迅速病理診断、病理解剖

1日のスケジュール

認定資格取得者

緊急臨床検査技師:12名
超音波検査士:3名
血管診療技師:3名
二級臨床検査技師(循環生理):1名
消化器内視鏡技師:3名
二級病理検査技師:1名
臨床検査技師数:27名(男性:8名 女性19名)

検体検査部門

体制

検体検査とは、血液・尿など、体から採取したものを対象にする検査のことです。検体検査部門では、血液・一般・生化学・免疫血清、輸血の検査を実施しています。院内で行えない検査については、外注し結果の管理をしています。


  • 院内で行える検査は全て迅速に対応し、即時報告体制をとっています。
  • 検査の依頼・採取・測定・報告の過程はシステムで管理され、結果は院内各部署のPCから参照可能となっています。
  • 外来患者さま、入院早朝採血は検査技師により行われています。
  • 休日・夜間も臨床検査技師が日当直を行っていて、24時間365日、緊急検査に対応しています。

検体管理加算(Ⅰ)・(Ⅳ)を算定しています。
栄養サポートチーム(NST)、感染制御チーム等のチーム医療に参加し、様々な情報発信や活動を行っています。


【主要機器】

自動血球測定装置 1台 血液凝固自動分析装置 1台
生化学自動分析装置 2台 免疫学自動分析装置 1台
血糖自動測定装置 1台 HbA1c自動測定装置 1台
尿定性検査装置 1台 顕微鏡 2台
血液ガス分析装置 1台

生化学・免疫血清検査

主に血清(血液から赤血球、白血球、血小板、フィブリン等を除いた液体)の中の成分を、分析機器を用いて分析しています。


  • 肝機能検査(AST、ALT、γGTP、ビリルビン、ALPなど)
  • 腎機能検査(尿素窒素、クレアチニン、尿酸)
  • 脂質検査(総コレステロール、中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール)
  • 糖尿病関連検査(血糖、HbA1c)
  • 電解質・無機質検査(ナトリウム・カリウム・クロール、カルシウム・リン)
  • 感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)
  • 甲状腺機能検査(TSH・FT3・FT4)
  • 腫瘍マーカー検査(CEA・CA19-9)
生化学・免疫血清検査
生化学・免疫血清検査

血液学検査

血液細胞の代表的な成分には、赤血球、白血球、血小板などがあります。これらの細胞の計数と、出血傾向ををみる凝固検査を主に検査しています。
赤血球数の検査で、貧血や多血症、白血球数では感染症の病態や経過の把握、白血病などの血液疾患の診断にもつながります。


生化学・免疫血清検査
生化学・免疫血清検査

一般検査

尿、便、髄液、穿刺液などの検査を行っています。
尿中に含まれる物質(蛋白、糖、ウロビノーゲン、各細胞)を調べることで、腎臓、膀胱、その他多くの臓器の病気を見つけることができます。
便の検査は、潜血反応により直腸等の消化管からの出血の有無をみて、がんや潰瘍の有無をみる補助診断の一つです。


生化学・免疫血清検査
生化学・免疫血清検査

輸血検査

安全で適正な輸血を実施するために、輸血に関する検査を行っています。これには、血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験があります。


生化学・免疫血清検査
生化学・免疫血清検査

生理検査部門

体制

生理検査とは、心電図・脳波のように、身体を直接検査することです。


  • 循環器生理検査(心電図、負荷心電図、ホルター心電図、脈波伝播速度など)
  • 呼吸生理検査(肺機能など)
  • 神経生理検査(脳波、誘発電位など)
  • 超音波検査(心臓、腹部、血管、乳腺エコーなど)
  • 睡眠時無呼吸検査(簡易検査、フルポリソムグラフ)

【主要機器】

心電計 2台 脳波計 1台
誘発電位装置 1台 重心動揺測定装置 1台
聴力測定装置 1台 脈波伝播速度系
(PWV/ABI )
1台
呼吸機能測定装置 1台 トレッドミル 1台
皮膚組織潅流圧測定装置 1台 超音波画像診断装置 4台

12誘導心電図検査

心臓の筋肉が興奮する際に生じる電気的活動を、身体の表面においた電極で記録します。
不整脈、狭心症や心筋梗塞などの心疾患の判定に有効です。

12誘導心電図検査

呼吸機能検査

肺活量と気道の状態をみる検査です。
呼吸の機能をみる検査で、肺の病気が疑われる方や手術前に呼吸機能の評価をするなどの目的で検査を行います。

呼吸機能検査

脳波検査

脳から生じる電気的活動を頭皮においた電極で記録し、脳の機能・はたらきを調べます。

脳波検査

超音波検査

超音波とは、人に聞こえない高い音で3MHz~24MHz程度の周波数の超音波が使われます。
超音波は、放射線被ばくが無く、妊婦さんのお腹の赤ちゃんを見るためにも使われており、安全性の高い検査であることも特徴です。

超音波検査
超音波検査
超音波検査

内視鏡部門

体制

医師・看護師と協働して、上下部内視鏡検査・治療内視鏡検査の介助を行っています。

【主要機器】

上部消化管ビデオスコープ 経口5本
経鼻2本
下部消化管ビデオスコープ 6本
十二指腸ビデオスコープ 1本
上部内視鏡(胃カメラ) 主に食道炎・食道がんや胃潰瘍、胃炎・胃がん、十二指腸潰瘍の検査を行います。
病気の部位の組織を採取したり、胃のポリープ切除を行います。
消化管出血の止血や誤飲した異物の除去にも用いられます。
下部内視鏡(大腸カメラ) 便検査で潜血陽性となった方、既に指摘されている大腸ポリープの経過観察の方などの結腸と直腸、盲腸の検査を行っています。
検査・診断と同時に治療が可能なのがこの検査のメリットです。
がん化する恐れのある大腸ポリープの切除を行い、がんを未然に防ぐことができます。
ERCP(内視鏡的逆行性胆道造影) 総胆管に内視鏡を挿入して造影剤を注入し、胆道系、膵管を検査いたします。
早期の膵臓がん、胆のうがん、胆管がん、慢性膵炎などが分かり、膵液や胆汁を採取して精密検査を行うことができます。
嚥下内視鏡検査 鼻から内視鏡を挿入して、咽頭・喉頭を器質的、機能的に評価します。
検査結果から、今後の食事形態や嚥下訓練の適応や方針を決定することができます。
内視鏡部門
内視鏡部門
内視鏡部門

病理検査部門

体制

病理検査とは患者様から採取した臓器や組織を顕微鏡で観察し、がんなど様々な疾病の診断や病態評価を行う検査です。

【主要機器】

切り出し台 1台
包埋装置 1台
ミクロトーム 1台
クリオスタット 1台
自動染色装置 (HE染色、特殊染色) 各1台
顕微鏡 2台

組織検査

手術や内視鏡検査で提出された臓器や組織を顕微鏡で観察し良性、悪性(がん)を判断しています。予後の推定や治療効果の判定も可能です。
検査技師は病理医が診断する為の標本を作製する役割を担っています。

術中迅速病理診断

手術中に提出された臓器の一部を直ちに標本にして病理医に診断をしてもらいます。この結果によって手術の進行や治療方針にも影響を及ぼす為、重要な検査です。

病理解剖

亡くなられた患者様について、遺族の理解と承諾を得られた後に死因の特定、疾病の原因や治療効果の検証を目的として解剖を行い、標本を作製後、主治医と病理医を交えてカンファレンスを行います。

病理検査部門
病理検査部門