疾患解説

頻脈性不整脈(脈が速くなる病気)

脈が速くなる病気はいくつかあります。脈が規則正しく速いものと、脈が乱れてしまうものがあります。一番大切なのはご自身で脈を診ていただくこと(検脈)です。方法はいたって簡単です。手のひら側の手首、首筋にもう片側の3本の指を脈の触れる箇所に当ててみます。脈がどれくらいの速さなのか、規則正しいのか、乱れているか、脈が触れにくいなどを見ていただけると診療の参考となります。

徐脈性不整脈(脈が遅くなる病気)

脈が規則正しく速いものの多くは、発作性上室性頻拍症と呼ばれるものです。その他には心房粗動と呼ばれるものや心室頻拍と呼ばれるものがあります。これらの多くはカテーテルの治療を行っていただくと完全に治すことができます。
脈が乱れているものの多くは、心房細動という不整脈です。この心房細動は厄介な不整脈です。脈が速くなり心不全を生じることがあります。また心臓の中に大きな血の塊(血栓)を作ってしまうことがあります。この血栓が血管を通じて飛んでしまうと、脳梗塞などを起こすことがあります。心房細動に関しても近年カテーテルの治療で予防できるようになっております。

徐脈性不整脈(脈が遅くなる病気)
徐脈性不整脈(脈が遅くなる病気)

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