IMSグループの育成カリキュラムは、初期研修も含めて2年間行われます。グループすべての病院で同じ検査を行なっているので、どの病院に配属されても、正確な検査ができるよう、指導・教育を行なっています。グループ内で同じカリキュラムを受けることで、各ブロックでの方針のズレを無くし、全員が同じ意識を持って働くことができるようにしています。

当院の教育としては、基本的に他職種と同じように、「ジェネラリスト」の育成を行なっています。特に、臨床検査科では検査の内容を医師に報告したり、他職種の方と連携した検査を行なったりと、チームとして動くことが求められます。そうした業務の中で、自分たちの専門知識だけでなく、多種多様な知識と技術を持ち、求められる検査・応える検査に加えて、医師に自らが提案できる検査を実施していくことが重要だと考えています。

私は、春日部市近辺に住んでいますが、春日部中央総合病院のことはよく知りませんでした。しかし、臨床検査技師になりたいと考え、就職活動をしていく中で、当院を見つけ、入職を決めました。

当院はIMSグループに属しているということもあり、研修制度が充実しています。初期研修の中で、検体検査と生体検査の両方を学ぶことができるうえに、当院は若いスタッフが中心となっているので、私自身とても働きやすいと感じています。

実際に働いてみると、他の診療科の方と連携をしなければいけないので、大変なこともありますが、生体検査で患者さまと接する際に「ありがとう」と感謝の言葉を言われると、とてもうれしく、次の業務へのやる気につながります。

また、検査をしていく中で、患者さまの容態などから「こういう検査をしてみてはいかがでしょう？」と自らの考えを提案し、先生方から「その案はとても良いね」と採用してくださることもあり、学んだことを実践できる環境があることも魅力です。