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がんリハビリテーション座談会

八束
吉野
須山

Q.がんリハ(がんリハビリテーション)とは?

八束

八束

がん患者さんのADLとQOLの、維持・向上を目的としてリハビリを行っているのが、がんリハビリテーションです。ADLとは、Activities of Daily Living(アクティビティーズ オブ デイリー リビング)の略で、日常生活の中で生じる基本的な動作のこと。具体的には、着替え、洗顔、整髪、食事や排泄、入浴、歩行などがADLに相当します。もうひとつのQOLとは、Quality of life(クオリティ オブ ライフ)の略で、「生活の質」と訳されています。理想は、手術や治療を受けられた患者さんが、今までと変わらない生活に戻ることです。とはいえ、どうしても筋力が落ちたり、歩けなくなる人もいるので、そういう人を、家に帰れるように、もう一度ご自宅で生活できるようにと、お手伝いするのが私たちの仕事です。具体的なリハビリは「歩く」、ということが一番多いでしょうか。とにかく、立ち上がって一歩一歩、歩きながら、その数を増やしながら体力をつけていくということです。そしてもう一方で大切なことは、心のケア。一緒に歩きながら、患者さんのお話しを聞き、気分転換もしながら体力向上、さらには気分も上げていく、ということですね。

吉野

吉野

がんリハについては八束さんが、お話しした通りです。それを踏まえ看護師サイドでは、患者さんと接する時間が一番長いので、ADLが低下しているといった状態の把握をするよう心がけています。それらの情報を、リハスタッフの方や先生と情報共有することで、少しでも入院前の生活環境に戻れるよう努めています。

須山

須山

がんリハとは、『入院前後において、がん患者さんの能力を維持させるための支援』、と思っていいただけるとわかりと思います(厳密には前記表現にはやや語弊があります)。そして、そこにはメンタルな部分も含まれます。たとえば、通常は入院前後では後の方が身体・精神能力が落ちます。つまり、お二人が言っていたようにADLやQOLなどが低下しがちなのですが、それらをなるべく維持できるように患者さんをサポートし、さらには入院前後における精神的な問題もサポートする事ががんリハです。本来であれば、当院も入院の前からサポートができる体制を作りたいのですが、現在はスタッフ数が足りておらず入院前からの介入はできておりません。すなわち、『入院前後で生活も気持ちも変わってないが、病気だけは治っている』、というのが理想です。

Q.三愛会総合病院のがんリハの特色とは?

八束

八束

今ここに3人いるということが特色そのものです。医師と看護師と、がんリハスタッフ、それぞれの距離がとても近いことが当院の一番の特色だと思います。先生にも気軽に相談できます。先生からも、よく質問を受けますね。リハビリ自体は、一日の中で、20分から40分ほどです。その他の時間帯で一番多く患者さんと接しているのが看護師さんですから、リハビリに関しても、患者さんの情報をいただくことが多くあります。たとえば、リハビリの最中はとても楽しそうにしている患者さんでも、看護師さん曰く、夜は相当落ち込んでいる人だと。そういう患者さん情報を共有できると、患者さんとの接し方も自ずと変わってきます。

吉野

吉野

団地群の中にある、地域密着型の総合病院ですから、同じ患者さんが何度も来ることがあります。そういった患者さんに対して継続的な看護を行うということができる病院というのが特色のひとつだと思います。退院後、患者さんの状況が変化しやすい時期においてもフォローアップの外来を行っていて、しかも入院時と同じスタッフが関わるような体制をとっています。どんなところが不便なのか、何を患者さんが求めているのか、常に患者さんのニーズに応えられる、それができる病院だと思います。

須山

須山

八束さんの発言に付け足しをすると、僕ら医師は、看護師さんやリハビリのスタッフの方々からたくさんの患者さんに関する情報をもらっています。というのも、当院の泌尿器科は回診で最低でも朝夕の2回は入院患者さんにお会いします。ところが、患者さんの中には医者には本音を言ってくださらない方も多いんです。そして、大抵の場合看護師さんの方が僕らより患者さんに関する情報をたくさん持っていますし、また、リハビリの最中は患者さんもリラックスしているからか、本音を言ってくださることが多いようで、リハビリのスタッフから「先生、こんなこと言ってましたよ」といった感じで患者さんの情報をもらうことも多いのです。当院はコンパクトな総合病院ですから、情報共有が密にできてしかも小回りがきく、それが当院のメリットであり特色だと思います。

Q.今後のがんリハの課題、目標

八束

八束

当院で、がんリハビリテーションを始めて2年位でしょうか。スタッフの人数もまだ数人規模で患者さんに接しています。がんリハは、これからの時代、ますます必要になっていくことは間違いありません。そのためには、チーム医療として確立していけたらという思いがありますね。当院では特に泌尿器の患者さんが多いので、その研究のためにもがんリハビリのチームを立ち上げたいと強く思っています。

吉野

吉野

病院内においても、がんリハというものについて、知っている人、私の周りの看護師においても少ないというのが実情です。どのような、がん患者さんに、どのような目的で、どのようなリハビリを行っているのか。もちろん、病院外の方たちに知っていただくことも大切なことですが、まずはスタッフ全員に知ってもらって、がんリハを含めた看護を提供できたらと思っています。

須山

須山

繰り返しになりますが、入院する前後で病気だけが治ってその他は何も変わらず入院前と同じ生活ができることが究極の目標です。

Q.がんリハに興味がある方へひとこと。

八束

八束

最近は、がんリハを行っている病院が増えています。先ほども話しましたが、当院は医師と看護師とリハスタッフ、それぞれの距離がとても近いので、それぞれの立場での意見、考え方も知ることができます。とても勉強になる環境、それが三愛会総合病院だと思います。ぜひ、当院へ見学にお越しください。

吉野

吉野

私も、ぜひ見学に来ていただけたらと思います。がんリハに興味がある方で、がん患者さんとの関わりをとても大切にしている地域密着型の病院。そういう環境がいいな、とお考えの方には、お気軽に病棟へお越しください。

須山

須山

がんリハビリテーションという領域は、すでに欧米ではがん医療の重要な一分野として認められておりますが、日本では近年ようやく注目されはじめた分野でありまだまだ普及していません。がんリハに御興味がある方は、ぜひ一度ご自身の目で当院のがんリハの活動を見ていただけると幸いです。

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