埼玉県三郷市にある総合病院です。

IMSグループ医療法人三愛会 三愛会総合病院

048-958-3111
048-958-3111 24時間365日対応

診療科目紹介

水頭症について

特発性正常圧水頭症 Idiopathic Normal Pressure Hydrocephalus:iNPH

患者様とご家族の笑顔を取り戻すための当院の取り組み

水頭症の中にはゆっくりと髄液が貯留する正常圧水頭症 (iNPH)があります。
高齢者に多く、以下に示されるような特徴的な症状を来します。 

正常圧水頭症 (iNPH)
特発性正常圧水頭症3徴候

この3つの症状がそろって出現することはむしろ稀で、これらの症状のどれか一つでもあれば、CT,MRI等の検査を行います。そこで脳室拡大が認められればiNPHが疑われます。

特発性正常圧水頭症3徴候
このような症状がある場合は病院で相談してください。
歩行障害の特徴
  • 小刻み歩行 (小股でよちよち歩く)
  • 開脚歩行 (少し足が開き気味で歩く)
  • すり足歩行 (足が上がらない状態)
  • 不安定で転倒することがある
  • 第一歩が出ない (歩きだせない)
  • 突進現象 (うまく止まることができない)
認知機能障害の特徴
  • 集中力、意欲・自発性が低下
  • -趣味などをしなくなる
  • -呼びかけに対して反応が悪くなる
尿失禁の症状
  • 頻尿(トイレが非常に近くなります)
  • 尿意切迫(我慢できる時間が非常に短くなります)
  • 尿失禁 などがあります
術前検査による診断
画像検査

CT, MRI:脳室拡大、高位円蓋部脳溝の狭小化、シルビウス裂の拡大などの所見が特徴的で必ず冠状断を含んだ撮影を行なう。

画像検査
タップテスト

腰椎側くも膜下腔に18-19Gスパイナル針で穿刺し、髄液をおよそ30mLの排除を行ないます。iNPHなら検査後2,3日目の症状の改善が得られます。この検査で症状が改善した場合、iNPHである可能性は80%程度あります。
手術方法: iNPHであれば、脳室腹腔シャント(VPシャント)、腰部クモ膜下腔腹腔シャント(LPシャント)などの手術を行なえば、症状が改善される可能性があります。
これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害や認知症、尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。
これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害や認知症、尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害や認知症、尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。当施設では特に脊椎変形が強く高度の髄液ブロックを来さない場合、最も低侵襲なLPシャント治療を行なっております。

タップテスト
術後

シャントシステムには圧可変式バルブ(Programmable valve shunt)があり、皮膚の上から磁石の力で圧設定を変更できるものです。MRIなど強力な磁場が発生するところに入った後は、シャントバルブの種類によっては、圧設定が勝手に変更されている場合があり、特に他院で撮影した場合は、必ず我々に相談してください。