腹腔鏡ヘルニアセンター 専門センター

松下センター長からのメッセージ

レーザー治療の様子

腹腔鏡ヘルニアセンター長
松下公治医師

以前から「鼠径ヘルニア外来」を行ってきましたが、2016年9月より「腹腔鏡ヘルニアセンター」を立ち上げ、「鼠径ヘルニア」の治療を更に力を入れて行っていくこととなりました。1泊2日の腹腔鏡による鼠径ヘルニア手術を定型化し、クリニカルパスに沿って標準的な治療計画を作りました。より安全に、より確実に、より楽に手術を受けていただき、元通りの生活を送って頂けるようにスタッフ一同全力で治療にあたっていきます。鼠径ヘルニアでお困りの方はお気楽に外来でご相談ください。

外来日



(三原)
   
(松下)

(三原)

       

鼠径ヘルニアとは

体外式衝撃波 結石破砕装置を導入

鼠径ヘルニアとは、足のつけ根のお腹の壁が弱くなり、そこから腸がはみ出てきている状態をいいます。俗に「脱腸」と呼ばれています。
いろいろな年齢で発症しますが、特に高齢者に多くみられる病気です。

症状は?

  • 立ち上がったり、お腹に力を入れると、足のつけ根がポッコリ膨らむ
  • 足のつけ根に痛みや引きつった感じがある
  • ポッコリ出たところを手でおさえると引っ込む

原因は?

加齢の影響で、お腹の壁が弱くなることが主な原因です。
加齢だけでなく、重い荷物を持つことが多い方も鼠径ヘルニアになりやすいといわれています。

治療方法は?

自然治癒することはなく、手術以外に治す方法はありません。
症状が出たら、どうぞお気軽に鼠径ヘルニア外来を受診してください。

鼠径ヘルニアの手術

体外式衝撃波 結石破砕装置を導入

腹腔鏡手術の様子

体外式衝撃波 結石破砕装置を導入

矢印の部分が腹壁が弱くなり、腸が出ていく穴

どのような手術なの?

脱出した腸をお腹の中に戻し、腹壁の弱くなっている部分に、柔らかいメッシュをおなかの内側からあてて、腹壁を補強します。
下表のどの手術も行えますが、病状などをよく検討して手術方法を決定しています。
基本的には「腹腔鏡下手術」を第一選択としています。

手術名 手術内容
腹腔鏡下手術 お腹に5mmの穴を3ヶ所開けて,腹腔鏡でお腹の中を観察しヘルニアの穴を確認し,穴をメッシュで塞ぐ方法。
鼠径部切開法 お腹を約5cm切って穴を探し,穴をメッシュで塞ぐ方法。腹腔鏡下手術と比べると痛みが強く、社会復帰に時間がかかる。
組織縫合法 お腹を約5cm切って穴を探し,糸で穴を縫う方法。メッシュがなかった時代の標準的な手術だったが、再発が多く、術後の痛みがとても強いことが多い。現在では、嵌頓(かんとん)した場合の緊急手術で、やむをえず選択される手術。

手術のあとが残るのがイヤなのだけど…

腹腔鏡下手術の利点は傷が小さくすむことです。
お腹を約5cm切る鼠径部切開法に比べ、腹腔鏡下術は、3カ所穴を開けますが、一つ一つの穴が5㎜と小さいため、ほとんど目立ちません。

鼠径ヘルニアで腹腔鏡手術を行う場合

入院期間 1泊2日
(全身麻酔で行うため、1日入院して経過をみるため)
費用 4~8万円程度
(保険診療適応。保険の種類によって自己負担額が決まります。詳細は入退院窓口でご確認ください)