IMSグループ医療法人財団 明理会 春日部中央総合病院 (厚生労働省臨床研修指定病院・日本医療機能評価機構認定病院)

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診療科のご案内心臓血管外科

概要

診療活動

心臓血管外科では、成人の心臓および血管(動脈、静脈)の外科治療を担当しております。平成28年は、心臓・胸部大血管手術155例を含む363件の手術を担当しました。平成26年1月より、自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科からのチーム派遣により、メンバーを一新して診療にあたっております。

症例数の増加に伴い、手術日を月曜、火曜、水曜、金曜、土曜と週5日に増やして診療にあたっております。また、外来診療も、月曜、火曜、木曜、土曜と診療日数を増やして、より多くの患者様の診療に当たれるように対応しております。

セカンドオピニオンも随時受け付けております。

また、緊急の症例は常時24時間体制で受け入れております。特に当院は急性大動脈解離などの大動脈の緊急症例が多く、近隣の埼玉県東部地域のみならず、埼玉県内の全域および県外からもヘリコプター搬送などを利用して緊急症例を受け入れております。緊急症例により迅速に対処するため、心臓血管外科ホットラインを新たに設置し、24時間体制で心臓血管外科診療に対する電話相談を受けつております(ホットラインは医療機関からの緊急症例の相談を対象としております)。

虚血性心疾患

おもに冠動脈バイパス手術による狭心症や心筋梗塞に対する治療です。基本的には人工心肺を使用しないで、心拍動下にバイパス血管を吻合するオフポンプ手術を行っております。重症の心不全などで、循環の補助が必要な症例も、IABPやPCPSを利用しなが心拍動下で手術をすることでより低侵襲な手術を心がけております。

冠動脈バイパス術後3次元CT 冠動脈バイパス術後3次元CT

弁膜症

主に大動脈弁や僧帽弁の逆流や狭窄をきたした症例に対して、人工弁と置換したり、自己弁を修復して逆流を停止させる弁形成術を行っております。僧房弁の閉鎖不全症に対しては積極的に弁形成術を行い、自己弁を温存する術式を行っております。 より小さな手術創で低侵襲に手術を行う方法は、最近注目を浴びていますが、当院でも右小開胸や胸骨部分切開による小切開による心臓手術(MICS:Minimally Invasive Cardiac Surgery = 低侵襲心臓手術)も適応のある患者様には行っています。

大動脈瘤

大動脈疾患は、特に突然死の原因として心筋梗塞の次に多い疾患とも言われており、その予防と、救急対応が地域にとって重要な問題です。埼玉県東部地域における緊急手術対応可能な医療機関として、一人でも多くの人命を救助できるように、緊急手術にも積極的に対応しております。近隣の地域のみならず、緊急症例においては埼玉県全域および近隣の都道府県からのご依頼にも対応します。

胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤に対する治療としては、人工血管と置換する手術が基本的な根治的治療ですが、形態的な適応と年齢や手術侵襲による影響を考慮して、ステントグラフト挿入術も行っております。  他の心臓血管疾患と同様に大動脈疾患も早期発見と予防が重要です。特に大動脈疾患は、リスクファクターをお持ちの方や、ご家族に大動脈疾患を患ったことのある方には一度検査を受けることをお勧めしています。当科では、動脈硬化の評価とともに、大動脈瘤のスクリーニング検査や、動脈硬化の判定なども外来で行っております。スクリーニング検査は主にCTの大動脈の評価を行っております。

弓部大動脈瘤(7cm) 弓部大動脈瘤(7cm)
弓部大動脈置換術後CT 弓部大動脈置換術後CT
ステントグラフト挿入後CT ステントグラフト挿入後CT
上行大動脈置換術後CT 上行大動脈置換術後CT

末梢動脈疾患に対する血行再建術

末梢動脈疾患に対するカテーテル治療では、国内でも有数の症例数を誇る当院循環器科と協力して、症例によっては末梢動脈へのバイパス手術を行っております。特に、膝下の病変に対するバイパス手術(Distal Bypass)は積極的に行っており、患者様の救肢ができるよう、最善の治療を行っております。

Distal Bypass:下腿への動脈バイパス手術 Distal Bypass:下腿への動脈バイパス手術

下肢静脈瘤に対する治療

下肢静脈瘤に対するストリッピング手術

下肢静脈瘤のうち、症状がある患者様、特にうっ滞性皮膚炎や血栓性静脈炎による症状がある方はストリッピング手術の適応としておりますが、美容的な目的にも治療を行っております。根治的な治療方法としては静脈瘤の原因となっている静脈そのものを切除または抜去してしまう手術が一般的です。

簡単な診察をしたうえで、超音波検査やCTなどで原因検索を含めた検査を行い、治療方針を検討します。

うっ滞性皮膚炎を伴った下肢静脈瘤 うっ滞性皮膚炎を伴った下肢静脈瘤

静脈瘤の原因は、静脈弁の異常であることが多いのですが、検査の上で原因を精密検査し、適切な治療方法を選択します。

切除抜去手術のほかに、症例によっては静脈瘤硬化療法で綺麗に静脈瘤が消失する患者様もいらっしゃいます。外来でできる治療としてメリットの高い治療法です。原因となっている静脈の高位結紮術(局所麻酔手術)が必要です。

硬化療法前 硬化療法前
硬化療法後 硬化療法後

ほかに、適応のある患者様には、近年話題となっている、最新のレーザー(ELVeS1470)装置を導入し、大伏在静脈焼灼術にも対応します。

詳細情報

ELVeS1470

スタッフ

心臓血管外科 主任部長 小日向 聡行(こびなた としゆき)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 日本脈管学会 脈管専門医

部長 佐藤 健一郎(さとう けんいちろう)

  • (H16 埼玉医科大学卒)
  • 日本外科学会 外科専門医
  • 三学会構成心臓血管外科 専門医、国際会員、修練指導者
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本脈管学会 脈管専門医
  • 日本血管外科学会 血管内治療医
  • 腹部ステントグラフト 実施医、指導医
  • 胸部ステントグラフト 実施医
  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術 実施医

医師 白杉 岳洋(しらすぎ たけひろ)

  • 日本外科学会 外科専門医
  • 日本脈管学会 脈管専門医
  • 腹部ステントグラフト 実施医
  • 胸部ステントグラフト 実施医
  • 下肢静脈瘤血管内焼杓術 指導医

医師 山内 豪人(やまうち たけと)

診療実績

1日平均
外来患者数
1日平均
入院患者数
平成29年 10.7人 15.6人
平成28年 11.7人 15.7人
平成27年 11.4人 19.3人
平成26年 13.7人 19.8人
平成25年 20.4人 18.8人
平成24年 14.2人 13.1人
平成23年 15.1人 12.1人
平成22年 13.3人 10.8人

主な心臓血管手術

虚血性心疾患

平成29年 23件
平成28年 33件
平成27年 31件
平成26年 40件
平成25年 51件
平成24年 51件
平成23年 36件
平成22年 34件

弁膜症

平成29年 36件
平成28年 44件
平成27年 62件
平成26年 70件
平成25年 72件
平成24年 47件
平成23年 54件
平成22年 41件

先天性心疾患

平成29年 0件
平成28年 0件
平成27年 0件
平成26年 2件
平成25年 1件
平成24年 0件
平成23年 1件
平成22年 2件

大動脈

平成29年 101件
平成28年 125件
平成27年 111件
平成26年 100件
平成25年 48件
平成24年 63件
平成23年 51件
平成22年 24件

末梢血管疾患

平成29年 26件
平成28年 39件
平成27年 50件
平成26年 44件
平成25年 46件
平成24年 32件
平成23年 53件
平成22年 36件

下肢静脈瘤

平成29年 153件
平成28年 111件
平成27年 163件
平成26年 114件
平成25年 50件
平成24年 37件
平成23年 31件
平成22年 24件

その他

平成29年 46件
平成28年 29件
平成27年 62件
平成26年 44件
平成25年 22件
平成24年 20件
平成23年 -件
平成22年 14件

心臓血管手術合計

平成29年 385件
平成28年 387件
平成27年 479件
平成26年 440件
平成25年 363件
平成24年 272件
平成23年 235件
平成22年 469件
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